この数日の寝たきりモードの日々に、睡眠導入時間に読んでました。
しかし、こんな内容の本でも悪夢は見ない、深い眠りに陥ってました。すっごく考えながら読んだから、脳みそが疲れてぐっすり眠り込んじゃったのかも、えへ〜。
この本ですが、[ANOTHER MONSTER]というだけあって、本編に関することだけでなく別の要素も絡んできていて、なかなか面白い展開＋結末になっています。コミックの[MONSTER]を読んだ方には、ものすごくおすすめ。
まぁ、先日読んだ、[20C少年]つながりって感じでの再読なのですが、そこにも書いたけれど、火曜日の深夜に[MONSTER]をアニメ化したものを放送してます。
今週（5月4日）分、たまたま薬を飲みに起きてきた時にやっていたので見ましたが、ちょうど2巻の最初からのところだったので、まだまだ見ていなかった人もついていけそうな感じ。
「人間の善悪の根幹を破壊し尽くし、「かいぶつ」にしてしまうことの恐ろしさ」それを幼少期に受けてしまったら…
自分のことを振り返ってみてもそうなのですが、人間って、もちろん遺伝子自体もそのヒトの成り立ちには欠かせない要素なのですが、やっぱり環境や時代が人格形成に色濃く影響を与えるものなんだよなぁ〜と、しみじみ考えてしまいました。
こうして自分の生まれて育った国が「一応戦争をしていない国で良かった！」と、「生き延びるために物理的にヒトを傷つけなければならない環境ではなくて、本当に良かった！」などと思いつつ、別な国では戦争があるということについても、深く考えさせられるのでした…。
ANOTHER MONSTER/もうひとつのMONSTER The investigative report
ISBN:4091852793 コミック 長崎 尚志 小学館 2002/06 ￥1，300
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