ミスティック・リバー
2004年7月26日 [CINEMA]観る三昧
★★★…3.8
夫が観たいと言ってたから借りてきたんだけれど、「気分じゃないから今は観たくない、腰を据えて観たい」なんて言ってたので、そのまま返却するのももったいないから一人で鑑賞。
気分じゃないのはいつもじゃん!そんなんじゃいつ観られるのかねぇ〜…って、チッと舌打ちをしてしまったのは秘密。
まぁ、夫は土・日共に会社の研修で出勤だったから、くたびれちゃってたんだけどさ。
CMなどからなんとなく「暗そうな映画だなぁ〜」とは思ってはいたけれど…決して、楽しい映画ではなく、観たことによってそれぞれ何かを感じるべき映画なのかしら…って感じモノのように思った。
正直なところ、きっとうちの夫が観たら無言になりそうだなぁって感じ。
後味悪く感じるこういったストーリーを、好きにはなれないが映画としては、期待通りメイン3人の演技等が素晴らしかったので★3.8ってとこで。
ショーン・ペンとティム・ロビンスは、まぁ期待通りよねぇ〜って感じな程度だったけれど、「ケビン・ベーコンがあんなに抑えた感じの役を出来るなんて!」と、他の作品でのイメージからは全く想像出来なくて、びっくり。
内容としては、せっかくの各キャストの設定を生かしきれてないなぁ〜なんて思いつつも、でもやっぱり生かせてると思うところもあり、非常に複雑な気分を抱かさせられた。
山場のシーンでは「人生は、平等なことばかりではなく、ままならない。ある一つのことから受ける精神的な傷は多面的であり、それぞれの痛みは、どんなに分かろうと思ったりしても(この映画内では!分かろう!としていた様子は見られないようだが)やっぱり経験した者にしか分からないものだし、人にはそれぞれの生き方があり、道は分たれている」と突きつけられているような気がして、人生の重みのようなものを感じた。
ラストシーンで、入れ墨を背負ったショーン・ペンのバックショットには、自分の背中に痛みを感じるような悲しみを感じ、ローラ・リニーの台詞のように夫を信じて敬えたら素晴らしいと思った。とはいえ、その台詞に完全に賛同出来る訳じゃないけど。
また、パレードでのローラ・リニーの従姉妹を見る目、他のキャストたちの目、その全ての目が語っているそれぞれの心情の表現が心に残った。
非常に重いストーリーに感じたので、何度も観ようとは思わないけれど、また時間が経って観る機会があったら…と思う。
ミスティック・リバー 特別版 〈2枚組〉
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2004/07/09 ¥3,129
悲しみと苦しみに満ちた傑作サスペンス。少年時代、遊び仲間だったジミー、ショーン、デイヴ。あるときデイヴが車で連れ去られ、性的虐待を受けて帰って来る。それから25年後、ジミーの娘が何者かに殺され、同じ夜、血まみれで帰宅するデイヴ。刑事になっていたショーンが事件を担当することになり、3人の運命が改めて交錯する。 ジョ…
夫が観たいと言ってたから借りてきたんだけれど、「気分じゃないから今は観たくない、腰を据えて観たい」なんて言ってたので、そのまま返却するのももったいないから一人で鑑賞。
気分じゃないのはいつもじゃん!そんなんじゃいつ観られるのかねぇ〜…って、チッと舌打ちをしてしまったのは秘密。
まぁ、夫は土・日共に会社の研修で出勤だったから、くたびれちゃってたんだけどさ。
CMなどからなんとなく「暗そうな映画だなぁ〜」とは思ってはいたけれど…決して、楽しい映画ではなく、観たことによってそれぞれ何かを感じるべき映画なのかしら…って感じモノのように思った。
正直なところ、きっとうちの夫が観たら無言になりそうだなぁって感じ。
後味悪く感じるこういったストーリーを、好きにはなれないが映画としては、期待通りメイン3人の演技等が素晴らしかったので★3.8ってとこで。
ショーン・ペンとティム・ロビンスは、まぁ期待通りよねぇ〜って感じな程度だったけれど、「ケビン・ベーコンがあんなに抑えた感じの役を出来るなんて!」と、他の作品でのイメージからは全く想像出来なくて、びっくり。
内容としては、せっかくの各キャストの設定を生かしきれてないなぁ〜なんて思いつつも、でもやっぱり生かせてると思うところもあり、非常に複雑な気分を抱かさせられた。
山場のシーンでは「人生は、平等なことばかりではなく、ままならない。ある一つのことから受ける精神的な傷は多面的であり、それぞれの痛みは、どんなに分かろうと思ったりしても(この映画内では!分かろう!としていた様子は見られないようだが)やっぱり経験した者にしか分からないものだし、人にはそれぞれの生き方があり、道は分たれている」と突きつけられているような気がして、人生の重みのようなものを感じた。
ラストシーンで、入れ墨を背負ったショーン・ペンのバックショットには、自分の背中に痛みを感じるような悲しみを感じ、ローラ・リニーの台詞のように夫を信じて敬えたら素晴らしいと思った。とはいえ、その台詞に完全に賛同出来る訳じゃないけど。
また、パレードでのローラ・リニーの従姉妹を見る目、他のキャストたちの目、その全ての目が語っているそれぞれの心情の表現が心に残った。
非常に重いストーリーに感じたので、何度も観ようとは思わないけれど、また時間が経って観る機会があったら…と思う。
ミスティック・リバー 特別版 〈2枚組〉
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2004/07/09 ¥3,129
悲しみと苦しみに満ちた傑作サスペンス。少年時代、遊び仲間だったジミー、ショーン、デイヴ。あるときデイヴが車で連れ去られ、性的虐待を受けて帰って来る。それから25年後、ジミーの娘が何者かに殺され、同じ夜、血まみれで帰宅するデイヴ。刑事になっていたショーンが事件を担当することになり、3人の運命が改めて交錯する。 ジョ…
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