って、やっぱりステキ…
というのも、読んでいた本の影響なのですが。

今日、この1・2週間ほどかけて読んでいた【からくりからくさ】を読み終えました。
最初の方の部分では、ただ何となく「なんかすてき〜」という感じでさらりと引き込まれていただけだったのに、中盤からはもう…
こんなこと、表現しちゃってもいいんだ!というような心情を表す文章に、完全に心を奪われました。
終盤の展開では、その本の中の出来事に、自分が本当に怒っているのことに気付き、こんなに感情を揺さぶられるのは、いったいなんなのだろう?と、すっかり自己投影しきっている自分に対して、何とも云えない誇らしさと恥ずかしさを感じました。

登場人物の心の拠り所となっていた、「りかさん」の存在から、昔読んだコミックでやっぱりしゃべる市松人形「ねこ」が出てくるやつ、あれがもう一度読みたくなりました。
タイトルはすっかりうろ覚えで、「星の時計のLiddell」とか、「草迷宮」とかなんとか…たしか、そのマンガ家さん、筆を折ってて、マンガも廃盤になってたけれど、実家を探せば豪華版がありそうなんだけど…
そそ、内田善美さんでした。
復刊特集ページ http://www.fukkan.com/group/?no=22
を見たとこによると、読みたいのは「草迷宮・草空間」の方みたい。
高校生の時に図書室で読んで、その後自分で購入して…それきりだからなぁ、まだうちにあるといいな。

【からくりからくさ】
ISBN:4101253331 文庫 梨木 香歩 新潮社 2001/12 ¥620

書きかけで、猫と遊んでいたので、なんだか尻切れとんぼ。
また続編が掲載されているという【りかさん】を読んでから、感想をメモしたいと思います。

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