あ〜あ…そうなのかぁ…
前の巻ぐらいから、なんとなくストーリーにハリ感や山がなくなってきていて、そろそろ終わってしまうのかなぁとは思っていたけれど…
単行本買いしていた、お気に入りの猫コミックが完結してしまった。
amazonで予約注文していたのだけれど、23日に発売だったので「来るか来るか」と待ち構えていたのに、なかなか来なかった上に完結かぁ…ふぅ。

 この巻は、帯を見た瞬間に覚悟をしたものの、猫と一緒に暮らす者としては、涙なくしては読めないものとなってしまいましたわ。
描かれている”猫の暮らし方・猫との暮らし方”については、実際送っている生活や、それについての考え方に違いはあるものの、この”クロ”の、可愛らしい見た目と語り口、その現実的に起きるだろうことをストーリーにちりばめられた展開に、いつも期待していた。
それだけに、終わってしまったことがとても寂しくて仕方がなく。
外出する時に届いたので、そのまま持って出て出先で読んだので、なんだか妙な喪失感ばかりが残ってしまった。
ワタシの場合は、泣きそうになるのを我慢しながら読むと、その瞬間に感じたことをうまく吐き出せなくなり、変に未消化になってしまう。
家でゆっくり読めるまで、読むのを待てば良かったと後悔した。そう後悔したのは久々だった。

 まだまだうんと遠い先であることを願うけれど、うちでもいつかが来てしまうことは逃れられないことなのだけれど…
その時に「うちに来て幸せだった?」と問うた時に、その答えは永遠に分からないのだけれど、それでも自分の中で「幸せだったよね、多分」と思えるように、楽しくやっていきたいと思うのだった。

ISBN:4063375706 コミック 杉作 講談社 2005/05/23 ¥560

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