七人のおば大村 美根子, パット・マガー / 東京創元社(1986/08)

 これはなかなか面白かった。
「かしましハウス」という、4人姉妹の日常を描いた4コママンガの作者・秋月りすさんが、そのコミックスの折り返しで紹介していたのを見て、読んでみた。

 女が七人…で、文章内で見分けがつくかな?と思っていたけれど、うまく個性が描かれていてよかった。
ただ、ミステリの核である犯人は、途中ですぐ分かってしまうんだけど…というか、まさかこれが答えでは?と思わせられるくらいなんだけれど。
でも、人物描写が楽しめるので、そんなことはまぁいっか!って感じになってしまうくらいの魅力があふれている。

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