ふぅ、眠いのよモード+LANカードの調子が悪くって、ここに書くの、すっかり日が空いちゃった…明日にでもあったこと、まとめて書こうっと。

↑のお題は、今日のうちの猫・ろんちーとワタシのことですぅ。
現在、お酒飲んであったかくなった下僕の膝に、爪を立てながら居座る主君と共にこの画面に向かっております。
いつもはあんまり乗らないもんだから、きっと安定を計るのが大変なんだろな・ぷ。
(とか書いてたら、主君はヒトのてをベロベロ舐めてから去って行った…うぉ〜、膝、軽ぅい!…ん?もっといいこと書けってこと?)
ワタクシ目は、早く飲んじゃわなくっちゃ!と、開けたワインを抱えてたら半分も飲まないうちからうっとりモードになっております。
どのくらいのへべれけ度かと言うと、さっき、おともだちにケイタイメールしようとしたら、いっぺんにいくつもボタン押しちゃってちっとも変換できなくなってました(爆)

画像は、蟲師 (3)
ISBN:4063143120 コミック 漆原 友紀 講談社 2002/12 ¥560
ですが、今日DVDの返却がてら、1・2・3・5巻を借りてきました。
酔ってて4巻抜かしたんじゃないです、なんか置いてなかったんで、連作ものみたいだから飛ばしても読めるか〜ってことで借りてきちゃった。
前から気になっていたんですが、「蟲」って漢字の字面で腰が引けてました。
でも、某所で面白いということを聞き及び(読み及びって書くべきか)、とりあえずレンタルに至りましたです。
まだ1冊目しか読んでいないのだけれど、これはツボだわ〜。
絵は青年誌向きって感じに思ったのだけれど、百鬼夜行抄とかスキな人にはいいかも。むふ〜。

ん〜、相当アヤシイので、今日はここまでにしておこうっと。
=書いてなかった日のメモ=
恩田陸作品[象と耳鳴り]の中の[曜変天目の夜]で登場する、[国宝 曜変天目茶碗(稲葉天目)]を観る〜という、[恩田陸オンライン/曜変オフ会]に参加。
家の諸事情があったので、オフ会は久々だったのだけれど、楽しんできました。
>主催者様に感謝。

今回のオフの目玉はこれ。
[国宝 曜変天目茶碗(稲葉天目)]
http://www.seikado.or.jp/sub030101.htm
三菱・岩崎家の茶道具 −父子二代蒐集の至宝− 
2004年10月2日(土)〜11月28日(日)

期待していた[国宝 曜変天目茶碗(稲葉天目)]、とても美しかったです。
けれど、ものすごく日の当たるところに置いてあったので、びっくり。
ああいうものって、漠然と「光が当たるのはダメ」とか、「温度の変化にも弱い」のかと思ってたんだけど…
まぁ、本来ならお湯入れてお茶立てて〜っていう用途のものなんだよね。
でも、国宝なのに…いいんですか?って感じでしたわ。
それにどちらかと言うと、暗めの部屋でピンスポットを斜めから当てたら映えるんじゃないかと思いましたわ。
そういう環境でも観てみたかったな。
「小さいらしい」ということだったので、めちゃくちゃ小さいと想像して行ったのだけれど、フツーの抹茶茶碗とそれほど変わらない程度の大きさでした。
大きさはそんなに変わらないと思うんだけれど、やっぱり、色数のせいか、堆朱の台に乗せてあった油滴天目茶碗の方が派手ではあったなぁ。
=書いてなかった日のメモ=
TSUTAYAで3作レンタル。
画像の[ビッグ・フィッシュ]、[花咲ける騎士道]他。
…実は、3つ目はタイトルすら記憶にないのです。
ちょうど色々なことに手を付けていたせいで、観る時間があんまり取れなかった上、観始めて30分ぐらいは我慢したんだけれど、あまりにもつまらなかったので、放置しちゃったよ〜。

[ビッグ・フィッシュ]★★★…3.8
なかなか面白かった。
ワタシ的には[マーズ・アタック]以来、久々に観たティム・バートン作品。
この方の作品の持っている「とんでもファンタジーっぽいだけど、現実から乖離しすぎてなくて、ほのぼの出来る雰囲気」がわりと好きだったりします。
けれど、DVDの特典映像なんだけれど「トリビアに答えると特別映像が観られる」というバージョンでの観方がよく分からなくて、ちょっと閉口。
ちゃんと全問正解まで粘ったのに、これが特別映像なの〜?っていうのしか観られなかったので、がっかりしちゃった。

[ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション]
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/10/27 ¥3,990 死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想。巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか? 異才ティム・バートン監督が、独自のファンタジック&ブラックなテイストに、テーマとしてはストレ…

IQ診断

2004年11月3日 日常
せっかくの休日だったというのに、まだ復調出来ず、体調絶不調〜。
家でレンタルしたコミックを読みながら、だらだらしまくってました。
んで、夜はテレビ番組[テスト・ザ・ネイション]のIQ診断をやってみました。
「記憶」のカテゴリ問題を見逃しちゃってて、ちゃんと出来なかったのだけれど、きっと観てても分かんなかっただろうなぁ〜というような問題だったので、答え合わせをしている時、これを覚えられるヒトはすごいと感心しまくり。
案の定、「数」のカテゴリ問題ではめちゃくちゃ(爆)
そんな感じだったので、答え合わせ後のグラフ形成では、「言語と論理と知覚の三点型の」グラフになりました。
それでもなんとか、結果はヒト並み(100以上)だったのでほっとしました。
んでも内心、もちょっといいかと思ってたんだけどなぁ。
解答得点数からの計算係数が、20〜34歳のくくりだったのがちょっと納得いかないっす。
夫と得点が2しか違わないのに、彼はこのくくりが一つ上の部類だったので、ワタシよりだいぶいいIQが出たんで、ちょっと悔しかったり。
彼はワタシとは逆に「数」のカテゴリがなんと満点!「こりゃ、脳みその構成が違う人種だわ…」と思いましたわ〜。
気になるのは、グラフ形成で出来た自分のグラフだと、自分のIQはどういったことに向いているとかの個性を判断する、結果発表のようなものが番組内でなかったこと。
「IQは個性を診断するテスト」とさんざん番組内で言ってたにも関わらず、なんだかな〜って感じでした。
ていうか、自分探し的でこの年になって今更ですが、自分が何向きタイプなのか知りたいよ〜(笑)
今月は、欲しいコミックの発売日が月後半に集中していたので、前半は禁欲貧乏、後半は好奇心貧乏になってしまった。
発売日が分かっているコミックなどは、amazonで予約購入しているので、送料の関係でまとめて注文して、欲しい本まですっかり届く日が遅くなってしまった。
=今月買ったコミックや本のメモ=
*クロ號(くろごう)8巻
*20世紀少年17巻
*プルートゥ1巻
*百鬼夜行抄12巻
*ゆめつげ
*とびきり陽気なヨーロッパ史
*さよならの接吻
*ダンスがすんだ
*ウール100%
*テーブルの上のファーブル
*ラブ・アクチュアリー

今日届いた中で一番待っていたのはこれ。
クロ號 8 (8)
ISBN:4063375560 コミック 杉作 講談社 2004/10/22 ¥560

人に飼われていて、外にも出ている猫"クロ"が主人公のコミックなんだけれど、今まで読んでいたような猫コミックとは、ひと味違って面白い。
コミカルで楽しい猫生活だけでなく、現実の重さなども加わっていて、何が猫に撮って幸せなんだろう?と時々考えさせられることがある。
ま、そんなコミックです。
映画[ラブ・アクチュアリー]のサントラを購入。
久々に音楽CDを買って、ちょっと満足。
曲それぞれが、映画のシーンとちゃんと溶け合っているので、どの曲もすごく好きになってしまった。
今、パソコンに向かいながら聞いているけれど、ワタシのWinでは、状態が不安定なので出来ないことを、こっちのMacではのんびりできるのがうれしい。
今、夫の左耳の調子が悪くて、ぼわんぼわん響いて聞こえるということなんで(かわいそうなことに、突発性難聴と診断されたのです・涙)ヘッドフォンを使って聞いているんだけど、中々いい感じ。
中で使われていた曲の中でも、一番好きなのは原曲はビートルズの[ALL YOU NEED IS LOVE]なのだけれど、他に[HERE WITH ME]、[SWEETEST GOODBYE]、[BOTH SIDES NOW]なんて、何度聞いても飽きないです。
しかしまぁ、いっつもワタシが好きになる曲って、どこか暗い調子だったり、歌詞の内容が暗かったりするんですけど…そういうものを求める体質(気質)なのかしらん?
そそ、一つ思ってることがあるんですが…
映画内で落ちぶれたロックシンガー役を演じている方が歌っている「CHRISTMAS IS ALL AROUND」なのだけれど、映画を観ている時にも思っちゃったんだけど、かなり音痴っぽいんですが、そう聞こえるのはワタシだけ?
でもCDの方では結構聞けるかな、うん。(今ちょうどその曲がかかってる)
「ラブ・アクチュアリー」サウンドトラック
サントラ ガールズ・アラウド シュガーベイブス ケリー・クラークソン ダイド ビリー・マック ノラ・ジョーンズ
CD ユニバーサルインターナショナル 2004/01/21 ¥2,548
ジャンプ(ガールズ・アラウド)
トゥー・ロスト・イン・ユー(シュガーベイブス)
ザ・トラブル・ウィズ・ラヴ・イズ(ケリー・クラークソン)
ヒア・ウィズ・ミー(ダイド)
クリスマス・イズ・オール・アラウンド(ビリー・マック)
ターン・ミー・オン(ノラ・ジョーンズ)
ソングバード(エヴァ・キャシディー)
スウィーテスト・グッドバイ(マルーン5)
ホエアエヴァー・ユー・ウィル・ゴー(コーリング)
シー・イット・スルー(テキサス)
青春の光りと影(ジョニ・ミッチェル)
ホワイト・クリスマス(オーティス・レディング)
テイク・ミー・アズ・アイ・アム(ワイクリフ・ジョン Feat.シャリッサ)
恋人たちのクリスマス(オリヴィア・オリソン)
ゴッド・オンリー・ノウズ(ビーチ・ボーイズ)
愛こそはすべて(リンデン・デヴィッド・ホール)
サムタイムス(ガブリエル)
グラスゴー,愛のテーマ(クレイグ・アームストロング)
PMズ・ラヴのテーマ(クレイグ・アームストロング)
ポルトガルから愛のテーマ
映画『ラブ・アクチュアリー』には、なんと抜け目のない、腕利きのスタッフが付いていることか。このサウンドトラックにしても、ターゲットとなる層を定めたうえで、その好みを見事に捕らえた作りとなっている。ダイド、ノラ・ジョーンズ、ガブリエルの他、女性賛歌「Jump」を今日風に仕立て直したガールズ・アラウドを加えた内容は…

「人間へのアレルギー反応抑え、「遺伝子組み換え猫」開発へ」
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200410280012.html
…すごいんですけど、すごいんですけど純粋には喜べないの。

 毛深い(ダブルコートという、二種類の毛が二層に毛が生えている)ロシアンブルーという種類の猫と暮らしつつも、重度のアレルギーがあるワタシとしては、一瞬「え、アレルギーが出ないってことは、顔にスリスリされても、イグアナみたいに顔が腫れたり、ぜんそくの発作みたいにならないですむの???すごいじゃん!!!」とか思ったけど…
でも、そうするまでの間に、どれだけの猫が実験対象になってるのかと思ったら、何とも云えないキモチになってしまった。

 人間て、すごいね〜、ほんとにエゴのかたまりだよ。
猫アレルギーでも一緒に暮らしたいというヒトのために、たくさんの猫を実験台にしてるんだろうな。そして多分、その命すら犠牲にしているのでは?とも思う。
自分もひどい猫アレルギーをもってて、でも猫と暮らしてるけど、アレルギーの度合いにもよるけれどそれを我慢してでも猫と一緒に暮らしたいと思ってるヒトが、猫を犠牲にしてきただろうと思われることを、喜ぶのだろうか?

 …猫アレルギーを抑える薬を開発して、人間が服用するというんだったら、ちょっと画期的!って、手放しで喜んじゃったかもだけれど、非常に複雑な気分なのでした。
ていうか、そういう薬、これだけアレルギーが蔓延している世の中になったっていうのに、未だにないってどういうこと?
金にならんのですか?
金にならなきゃ作らないだろうけどさ…
ていうか、通院加療させた方が金になるから作らないっていうんじゃないでしょうね?
 今もろんちーにスリスリされたあとで、顔がかゆくてたまらない状態なので、つい愚痴ってしまいました。はふぅ〜。
こうなると、鼻もダラダラ、目もカユカユ、肌は蚊に刺された様にボコボコになってしまうので、どうしようもないのよ〜。
 昨日美容院に行って、気分的に「なんか色々やりたいなぁ〜」ってなってたので、今日はやらなくちゃいけないことを片付けてしまおう!と思ってた。
履歴書用の写真を撮ったり、Loftに行って自分にとっての必携文房具を買い足ししてこようと思ってたのに、なんだか眠くて眠くて…
って、理由はあれのせいだって、あとになってから分かったけど、困っちゃう〜。
昼過ぎに[ウール100%]を読んだり、洗濯ものたたんだりしてたら、いつの間にか眠ってました。
気付いたら15:00、もう今出掛けると帰りにラッシュにあっちゃうし、のんびりもできないなぁとがっくり。
けれど、つけっぱなしにしてたMac+MSNが、おともだちとの楽しいおしゃべり(chat)をさせてくれたので、午後を楽しく過ごせた。
で、そのあとは「今日の晩ご飯は、何にしようかな…」とか考えながら、読んでた本の続きを読んだりしてまったり過ごす。
画像は
[ウール100%]ISBN:4579404041
単行本 フジモト マサル 文化出版局 2001/05 ¥1,050

↑は、ひつじのドリーという女の子が主人公の、ホンワリした日々の物語なんだけれど、のんびりしたいときにぴったり。
続きの[ウール101%]の方を先に読んでいたので、「え、ドリーってこういう出生…」という驚きがあってちょっとした喜びがあった。
[ダンスがすんだ]、[テーブルの上のファーブル]なども購入したので、今日の夜のお供はどっちにしようかな〜。
[ダンスがすんだ]の方は、ちょうど
フジモトマサル氏のサイト→http://www.fujimotomasaru.jp/で、
初版分にははおまけについていた、回文新聞http://www.fujimotomasaru.jp/omake/
のことが記述されていたので、あとでプリントアウトしてみようっと。
あ〜、でも、ホンモノのが欲しかったなぁ。ワタシも初版で買ったのに、くぅ〜。
 先日、お仕事の面接に行く準備をしてた時に、髪の毛が伸びきっててまとまらなくて「むきぃ〜!」となったので、今週こそ美容院へ…と思ってもう2週間過ぎちゃってました。
やっぱり、風邪引いてる時は無理だし。
でも、一度気になりだすと、鏡を見るたびに「なんじゃこのもっさ〜な頭は!」ってイライラしちゃって。
そんな感じの日が続いてたので、今日カットとカラーが出来て、ちょっとご機嫌です。とはいえ、何となくまだ、鼻がぐずついているので、不安はあったんですけど。
それに、かなり伸びてたので、そのおかげで暖かかったのだと判明。ん〜、でも伸び過ぎだったんだもん、いいや。
 髪の毛さっぱりしたら、なんだか自分が昨日までよりイケてるような気になって、何か自分に買ってあげたくなる(爆)のが、単純なとこ>自分
で、ついでに西武のセールに寄って、あれやこれやとやたら試しまくったあげく、ショールと、NICE CLAUPのシルバーアクセサリの福袋を入手。
 画像のピンクのショールは、買ったヤツにこの色が一番近い!と思ったヤツを選んで載せてみました。
なんか、やたらとピンクのものに目が行って、試着したものみ〜んなピンク…今までは、挿し色にするものを選ぶなら、ビビットな水色で決まり!だったのに。
人間、好みってだんだん変わっていくんですかねぇ。
 NICE CLAUPのシルバーアクセサリの方は、セールが昨日初日だったせいか売り場が落ち着いていて、店員さんがなんと「中身を選ばせてくれた」ので購入。
一つ目についたリングがあって、「NICE CLAUPのシルバーなんて珍しいよなぁ〜」と思いつつ、それが欲しくてサイズを延々探したあげく、他のものも全部自分でテーマ性を持たせて選ばせてもらい、シルバーのリング4つとブレスレットとチョーカーで、3,150円。
家に帰ってきてから気付いたのだけれど、元の値札は、一つにつき最高7,500円最低4,500円の金額が記されてました…すご〜。ちょっとラッキー。
 今日はそんな風にしてたのですが、帰ってきてニュウスを付けて…で、ドラえもん基金(中越地震の基金)に電話。
は〜、つながらなかったです、昨日もかけたのに。
日を変えても通じないと、けっこうへこみます。でも、きっとたくさんのヒトが気持ちを込めてかけてるんだろうと思うとね。
明日こそ電話がつながりますように。それくらいしか出来ないんだもん。

*今日のベッドのお供[虹の家のアリス]
だったけど、世の中では色々なことが起きてた。
災害は、誰かが起こしているものじゃないのに「もういい加減にしてよ…」なんて思ったりしてた。
こんな風だから「神様なんているようには思えない」のよね。
変な+青いこと言うけど、あまりに続く災害のことで、映画[ブルース・オールマイティ]のように、自分が神様になって困っているヒトを助けてあげたくなった。
…なんて、そんな「助けてあげる」なんておこがましいけどさ。

*本日のベッドのお供[らくだこぶ書房21世紀古書目録]
[ラブ・アクチュアリー]★★★★…4.5
 大好きなイギリスの俳優さん(特にコスプレ@ヴィクトリアンな、エマ・トンプソンやアラン・リックマン…て、両方ともハリーポッタにも出てるなぁ〜。ヒュー・グラントやコリン・ファースも、コスプレの方でばかり観てるので愉しみだった♪)がたくさん出ているので、以前から観ようとは思っていたのですが、どうやら映画の舞台がクリスマス前後のことらしいと見聞きしていたので、「絶対寒くなってきたら借りるぞ〜」と思って、期待しつつ我慢してました。
 我慢して待ってた甲斐がありました、よかったです、うん。
そのヒトコトに尽きます。
自分はこういう、ある程度分かりやすくって、すっきりまとまっている群像劇が好きなんだなぁ〜って、再確認しました。
 べた褒めなのに★-0.5なのは、あるカップルの結末が、ワタシにとってはちょっと分かりにくかったから…と、満点てなかなか付けづらいんですよねぇ(苦笑)
 音楽もすごくステキで、サントラと聞きながら一緒に読もうとノベライズ本も購入。
監督や俳優さんたちによるコメンタリーも、ハリウッドモノのコメンタリーとは全然違って、イギリスモノらしくってすっごく面白かった〜(まさに一粒で二度も三度も美味しかった・笑)
 しばらくしたらDVDも購入するつもりで、amazonのカートに入れました。やっぱり観てすぐに買っても、買っただけでしまっておくことになっちゃいそうだし、急な購入には予算がついていかないのだ(苦笑)
明日返却予定なので、返す前にも一度観ようっと。
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
2004/06/23 ¥3,990
19人の男女が織りなす恋愛模様を、ユーモアとウィットに飛んだ会話と心温まる&切なくなるエピソードでクギづけにする英国のラブストーリー。秘書に一目惚れした新首相の仕事に身が入らない日々、義理の息子の熱烈片思いをサポートする父親、親友の新妻に恋した画家の切ない心、言葉の通じないポルトガル娘に恋したミステリー作家など、年…

 そーそー、エマ・トンプソンとヒュー・グラントって、色々な作品で共演しているけれど、まさか今回は兄妹とは思わなかったわ。確か、エマの方がちょびっと年上だったよなぁ…
台風がまだ来ているというのに、すごく寒いですね。
地震で避難生活を余儀なくされている方、余震やこれからの不安もあるのに、毛布や暖が足りなくてますます心細い思いをされているのではと思うと、すごく心が痛みます。
いつから送金募金受付とか始まるかしら、他に何も出来ないんだから協力しなくちゃ…(どうやらセブンイレブンでは募金受付してるみたい?近所にないから不明)

昨日ぐらいから、すごく冷え込んできたので、朝昼晩と毎食「温まるものが欲しい〜」ってなって、スープ類を作ってます。
今夜は、にんじんのクリームスープでした。
足先が冷える日には、カブとニンニクをじっくり炒めて作ったカブとニンニクとベーコンのスープが食べたくなるんだけれど、うちの夫はニンニクのニオイがダメ。
でも、このスープだと、じっくり炒めでから牛乳で煮るせいか、ほとんどニオイがしなくて、残るはワタシの指先に残るニオイ対策。
他のもののニオイは、うちで使っているハンドソープで消えるんだけど、ニンニクのニオイだけは消えないんですよねぇ。
画像の【ニンニク臭が消える!】ステンレス製イオンソープ、前に買おうと思っていたんだけれど、いつの間にかお店から姿を消してしまったので、今度こそ欲しいなぁと思ってマス。
夫が借りた[ミスティック・リバー]ですが、ワタシにとっては未だ記憶に新しいものだったりします。
でも、一応一緒に観たり…
案の定、夫は観終わってから無言になってました。★は3.0だそう。
前回観た時の[ミスティック・リバー]の感想については、
http://diarynote.jp/d/44138/20040726.htmlにメモ。

ちゃんと薬も飲んでるのに、相変わらず咳が出続け。
来週は美容院に行って、髪をちゃんとしたカッコにしてから面接に行きたいんだけど…頭濡らしっぱなしにしなくちゃいけない美容院は、体調的にはちょっとつらいかなぁ〜( ̄‥ ̄)=3
 夫と[頭文字D]の続きを借りるべく、コミックや本、DVD、ビデオ、CDなどを置いているレンタルショップに出掛ける。
コミックは10冊まとめて借りると3泊4日で600円ということだったので、23〜29巻と一緒に、サトラレ7巻、Dr.コトー診療所15巻、新・マジシャン1巻をレンタル。
ここで借りれば、少しお小遣いばんばん遣い+本棚の場所の心配が減るかなぁ。
DVDのレンタル料はちょっと高くて驚いたけれど、TSUTAYAでは出払っている[デイ・アフター・トゥモロー]があったので、夫の希望でレンタル。
も一つ夫の希望(前回”気分じゃない”って観れなかった>夫)で[ミスティック・リバー]、3作目はワタシの希望で寒くなるまで借りるの待とう!と思っていた[ラブ・アクチュアリー]を選ぶ。

で、まず一つは夫婦揃ってコレを観た。
[デイ・アフター・トゥモロー]★★★…3.0
 んん〜…あんまりよく知ってる訳じゃないけどさ〜
『いやぁ〜、これほど「映像は素晴らしいのに、今いち大作らしい中身やツメがないのよねぇ〜( ̄‥ ̄)=3」と言いたくなってしまう作品を撮る監督さんはいないですよぅ>ローランド・エメリッヒ』
…とかって、つい言いたくなっちゃいましたわ。
(スターゲイト、ID4←コレは好きなんだけど、GODZILLA然り…にしても↑は変な日本語)

 元々、シナリオやストーリー面では特に期待していなかったんだけれど、「おいおい」って言いたくなるような、むちゃくちゃ無理な展開、「嘘でしょ?」って感じの自己犠牲が続きまくり、映像が素晴らしかったのでなんとか観終えたというのが本音。

 それと、受け付けなかった東京のシーン。セットに漢字の看板とか使っていてらしさを出そうとしたんだろうけど、中国とごた混ぜ。
まぁ、その辺りまでは自分の国で分かりやすいように東洋らしさを出しているんだろうということにして、しょうがないとして…
日本語の発音が怪しすぎる日系人には「もうだめ〜」ってなった。
発音の違和感のせいで、映画の世界に入り込めなくなったワタシって、ダメですかねぇ。コレってワタシだけじゃないと思うんだけれど…

 しかしまぁ、日本で稼ごうと思ってるだろうに(それも、一般的に受けるエンターテイメントとしてだと思うんだけど)、どうしてこういう風にしたんだろう?
マーケティングとかちゃんとしたのかね?と首を傾げちゃいました。
所詮、アジアの国のうちの一つだけど、ちょっとお金払ってくれそうな国ぐらいにしか思ってないんだなぁ〜なんて穿った見方をしてしまうわ。

 というわけで、あんまり映画に入り込めなかったのだけれど、映像は素晴らしかったので、映像のために★を二つ、三つ目の★をジェイク・ギレンホールのガールフレンド役のエミー・ロッサムの可愛らしさのために。
ちなみに彼女は[ミスティック・リバー]では、ショーン・ペンの娘役で出てます。
髪の毛の色って、すごく雰囲気変わるわぁ。
[デイ・アフター・トゥモロー 通常版]
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2004/10/02 ¥2,940 地球温暖化が原因で世界各地で異常気象が発生。ロサンゼルスに巨大竜巻が襲来し、日本には巨大なヒョウが降り注ぎ、ニューヨークは洪水で水没。さらに地球は再び氷河期へと突入し、北半球は完全に氷に覆われてしまう。そんな中でニューヨークの図書館にいて生き残った息子サムを救いだそうと、気象学者ジャックは凍てつくニューヨークへ向…

[スパニッシュ・アパートメント]
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2004/08/06 ¥4,179
就職のためにスペイン語を学ぼうとバルセロナへ留学することになった大学生のグザヴィエ。
彼は、ヨーロッパ各国からやってきた学生たちが同居する部屋に住むことに。イギリス、ドイツ、イタリア、デンマークの男女との生活は混乱の極みだったが、彼らの存在は、平凡な彼の人生に大きな刺激を与えることになる。進むべき道が見いだせ…

[スパニッシュ・アパートメント/L’auberge espanole]★★★…3.0
 レンタルする時に、惹句のポップにアメリのオドレィ・トゥトゥー出演て書いてあったから手に取ったんだけれど、騙されましたわ〜。
いや、ほんとに出演しているんだけど、主人公よりも前に堂々と書いてあったのに、あんまり出てこないんで…がくぅ。
風邪っぴきの病院帰りにレンタルしに行ったから「あの笑顔を観たいわ〜、元気出るもん!」なんて思ってたのよね。
 ま、それはしょうがないとして、内容は…お気楽留学生の、楽しい留学生活〜みたいな感じでして、現在のワタシには不向きな内容でしたわ。
こう言っちゃ何だけど、今更、あのくらいの年代のアイデンティティーを求めて!みたいなのは、別に観なくてもよろしい(苦笑)って感じなのです。
久々に、特定の年代でないと楽しめないんじゃ?的なものを観てしまって、がっかり。
それに、あんな楽しいだけみたいに見える留学生活って、あれをみて本当に憧れちゃったらまずいんじゃ?とか、思っちゃった…
けれど、グエル公園はとっても美しかったし(スペイン・ガウディデザインのもの)、エラスムス計画での留学生活は、本当にあるのならすごく楽しそうで、いいなぁ〜とは思いました。
まぁしかし、誰だってそういうところがあるだろうけど、主人公の「自分さえ良ければいい」的なとことか、女の目から見てて「男ってしょせんこんなもんよね」みたいな描き方とかは、普遍的すぎてつまんなかったな。
ま、そんなわけで、ちょっとワタシにとっては、良かったのは映像だけで、あとは「たまには楽しくて青臭いのでも観たいわ〜」って時だったらもっと楽しく感じたんだろうな、という程度でした。
でも、学生さんにはいい刺激になりそう〜。
ふぅ、不満はあろうともいいとこもあったと書きたいがために、「まぁ」とか「でも」とかばっかりになっちゃったわ(;´▽`A``

めざめ

2004年10月20日 [CINEMA]観る三昧
[めざめ]DVD 日活 2004/09/10 ¥4,935

[めざめ]★★…2.5
 先日観た[幸せになるためのイタリア語講座]と同じく群像劇。
でも、全然タイプが違うもの。
ある闘牛をつながりとして、人々の関係が描かれていて、次第に収束していくんだけれど、もう少し説明的なものが入らないと分かりづら過ぎ…
こういった…他の作品でいえば[マグノリア]とかのような感じで、ある一つのものをつながりとしていくタイプの作品は結構好きでよく観ていると思う。
だけれど、今回はなんだか観ている時から「だから何だったの?」って感じ。
面白く感じない+まだ本調子じゃなくて、薬飲んでたからぼーっとしていたせいもあって、途中で何度も眠ってしまった。
後から人物の関係を振り返ってみても???ばかりが頭の中に並んでいるのだった。
う〜ん、残念。
[ペイチェック 消された記憶]
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004/08/25 ¥3,990 極秘プロジェクトに参加し、その間の記憶を消して多額の報酬を得ていたコンピューター・エンジニアのマイケル。だが約100億円の報酬を得られるはずの大仕事を終えた彼に残されたのは、意味不明なガラクタだけ。しかもガラクタを送りつけたのは自分自身で、さらに何者かに彼は命を狙われていた。一体なぜ? はたして記憶を失った間に、どん…

[ペイチェック 消された記憶]★★★…3.8
 記憶の限りでは、ロードショウの時はあんまり人気がなかったような気がしてますけど、どうだったんだろ?
↑のように、ちょっとB級なのかしらん?などと思いつつも、ベン・アフレック、アーロン・エッカートとお気に入りの二人が出ていたので借りてみたんだけれど、いい意味で裏切られてほっとしましたわ。
 ジャンルとしては近未来SFなんだろうけれど、ジョン・ウーらしく、「CGでなく本当にやる」という、見応えのあるアクションがてんこもりで、具合が悪いせいで気分も落ち込んでいたのが、ぱーっと吹き飛びました。
場面の転換の仕方とか、観ていてワクワク出来たし、20のガラクタの謎を解いていくくだりは、観ていて楽しかったなぁ。
でも、ちょっとSFとしてはむちゃくちゃ設定が安易で致命的…その点が大きかったので、★は3.8ということで。
 ヒロインのことであとちょこっと。
こういうもののヒロインて、たいていは「主人公の恋人であって、華を添えるためにいるんだなぁ」ってくらいだけれど、この作品ではなかなか機転の効くいい女として登場してたのが良かったです。
んでも、ユマ・サーマンがヒロインって、キルビルでものすごくツヨい女をやってたもんだから、ちょっと違和感があったなぁ。
理想のヒロインは「華を添えつつ、思考力・機動力ありのイイ女」かな、ふふ。

 余談ですが、主演のベン・アフレックの役は、当初マット・デイモンにオファーがあったのを、次回作とのスケジュールの都合で、マットが監督にベンはどうか?と紹介した…という経緯があったそうな。
う〜ん、マット・デイモンだったら、ヒロインがユマじゃ釣り合わなそうだけど、頭良さげなのがまんま出ていい感じだったかもなぁ〜なんて思ったりしました。
でも、ボーン・アイデンティティ2みたいになっちゃうから、やめといてよかったのでしょう。
それにしても、マットとベンはほんとに仲がいいんだなぁ。
はぁ〜、ベンって入力する度に、便と出てしまううちのパソコンがいや〜( ̄‥ ̄)=3

後付けお薬のメモ

2004年10月19日 日常
風邪引いて息をするとヒューヒュー音がしていたので、病院に行った。
胸部レントゲンを撮り、処方されたのは抗生剤などだったんだけれど、もひとつ[ホクナリン]とかいう四角いテープ状の貼り薬をもらった。
こういう薬は初めてもらったんだけど、経皮吸収型気管支拡張剤とかいうものらしい。
ホクナリンテープ
http://www.kodomo.co.jp/asthma/tx/other/hokunalin.htm
気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺気腫などに処方するものらしい。
症状の経過を見て、また病院に…ということだったけれど、コレを貼って寝たところ、初日は効かなくて、苦しくて眠れなかったのだけれど、二日目からはずいぶん調子が落ち着いた。
ということで、後付けお薬メモでした。
[幸せになるためのイタリア語講座 デラックス版]
DVD ジェネオン エンタテインメント 2004/09/03 ¥4,935

 風邪っぴきでぐうたらしながら観た、レンタル3作目。
[幸せになるためのイタリア語講座]★★★★…4.0

 妻を亡くしたばかりの代理牧師、その牧師が来た教会の世話役の女性、誠実だけどいい人よね〜で終わりそうなホテルマン、その友人の元サッカー選手の直情的な雇われレストラン店長、そのレストランで働いているイタリア人女性、何をやっても不器用なパン屋の店員女性、アルコール依存症の母を持つ美容師女性、その母の入院している病院の看護士女性…など(もう一人いたけど印象が薄くて覚えてない)
イタリア語市民講座に集まる彼らの、色々なものを抱えている大人たちの、その交流・ふれあいに恋愛を絡めた群像劇。

 日本版のCMの雰囲気なんかからも(原田知世のナレーションが、またその雰囲気をそそってましたが)、いい意味で女のヒトが好きそうなニオイぷんぷん〜♪の群像劇。その例に漏れず、ワタシもこういった感じの作品、好きです。
ええと、明るいヨーロッパもの…例えばアメリとかスキな人には、日常を描いたちょっと大人版という前提を頭に入れて観れば、けっこうお好みなんじゃ?と思いました。
お国柄で、こんなに大人の恋愛事情が違うのか!と感心しきり。
日本って、こういっちゃなんだけど、周囲の男の人はみ〜んなサラリーマンって感じで、忙しくて市民講座に行く時間なんてないぜ!みたいな気がしているワタシとしては、なんだかうらやましくなっちゃいました。
こういったストーリー、シナリオ展開好き…なんだけれど、今回はそのちょっと好き♪のツボが違うところにあるかも。
もちろん、ストーリー展開も人々の描写もいいんだけれど、今回もっとも「なんだかいいなぁ〜」と思ったのは、不自然にBGMが入らなくて、光源が柔らかく、自然な感じだったとこです。

 フツーの映画だったら、盛り上げるところではそういった音楽を使うし、暗い部屋のシーンでは何らかの照明を使ったりして、それらは映画の重要な要素になるのだろうけど、この映画では無理な感じでない日常音や光が使われていて、すっと入っていけた感じがしました。
このいい感じ〜と思った演出は、この映画の撮影方法の条件の一つだったと、観終わってから知りました。

 観始めた時に「DOGME95」って文字が出てたので「あれ?原題はこんななんだか硬そうなものだったの?何語だろう?」とか思っていたんだけれど、ワタシはこういったことに詳しくないから分からなかっただけで、「DOGME95」って原題ではなくて、映画の撮影方法のひとつだったのでした。
「DOGME95」の条件って、ちょっと検索しただけでも、
撮影は手持ちカメラで、オールロケ(セットや小道具は持ち込まない)、人為的な照明なし、映像とは別な音楽を作り出さない(BGMなし)などなど…色々と細かくあるようでした。
(ワタシとしては、あんまりにも細かく撮影法とか技法については、知ると気になっちゃうけど、映画の話自体を楽しみたいから気にしたくないので、中途半端なとこで調べるのやめちゃった・苦笑)
あの迷作(ワタシはダメ)[ダンサーインザダーク]もこの手法だったらしいけど…確かあれの時は、画面がふらふらしてるように感じて酔ったよなぁと思い出したり。
ドグマ95って、なんだか堅苦しく厳しく条件が決まってるようだけれど、この作品みたいな、日常をゆっくり追っていくようなタイプの映画には、かなりあっているような気がしました。
ハンドカメラで人物を追っているとことか、雰囲気出ていてますますステキに感じたし。
今回はちょこっと勉強になっちゃったです。
他にもまたこの[幸せになるためのイタリア語講座]みたいな感じの作品で、この手法のものがあったら、観てみたいなぁと思います。
公式サイト→http://www.zaziefilms.com/italian/
[殺人の追憶]
DVD アミューズソフトエンタテインメント 2004/08/27 ¥3,990
1986年ソウル近郊の農村で起こった女性の猟奇的殺人事件。特別捜査本部のトゥマン刑事はソウル市警から来たテユン刑事と組んで事件に挑むが、捜査方法の異なるふたりは対立し、何度も失敗をする。しかし、ある出来事がきっかけとなり有力容疑者が浮上する。

[殺人の追憶:Memories of Murder]★★★…3.5
 ワタクシ的には、久々に観た韓国映画でした。
実際に起きた、未解決事件を題材にした映画。
主演のソン・ガンホ(地方の刑事、パク・トゥマン役)も、キム・サンギョン(ソウルから来た刑事、ソ・テユン役)も、ヒトの変貌の怖さをひしひしと感じさせられる、鬼気迫る素晴らしい演技だったと思う。
それに、未解決事件を題材にしたということで、ラストはどうなるのか…この作品の監督なりに解決を付けたラストになるのか、それとも実際と同じく未解決で終わるのか、非常に気にかかっていたのだけれど、すっきりとカタルシスが得られるものではなくとも、納得のいく終わり方でとても良かった。

 でも、そんなことはおいといて…といいたくなるような、もっと別なことがワタシには衝撃的だったですわ…
===と、ここからは作品の感想ではなく、映画から感じた個人的意見===
何が衝撃的だったって…すぐそばの国、韓国のことをあまりに知らない自分が。
自分の国のことだって、よく分からないことが多いんだから、その国で生きてきた訳じゃないんだし、分からなくてもしょうがないとは思うのだけれど、でも…
映画の中での、1986年〜91年に起きたという事件とその背景の「信じられない拷問尽くめと捏造の捜査状況の描かれ方」、「軍事政府の統治下らしい?状況」、「どこを敵として想定されているのかワタシには分からない空襲訓練警報(多分対北朝鮮?)」、「何の主張をしているのかワタシには分からないけどやってる大規模デモ(軍事政府に対するものか?)」などの数々…
映画である以上、ある程度の脚色はあると思うのだけれど、その年代の時代の雰囲気が、ワタシにとってはあまりにも「え???いつの時代のことなの、コレ…」という感じで、まるで日本でいう激動の時代・1960年代ぐらいのことなのでは?と思ってしまった。
こういう風に感じたのは多分、韓国が遅れているとか日本が進んでいるとかではなく、発展するきっかけや時代が全く違ったんだなぁ〜ということなのだと思う。
日本は1960年代に高度成長期がきて、ぐあ〜っと国際競争力を付けたけれど、韓国ではちょうど1980年代末〜1990年代初頭に変化と高度成長の波が来たんだなぁって。
そういったことにも?だらけになってしまうワタシは、それだけ、韓国の近代〜現代について、どんなふうだったのかまるで知らなかったのだ。
というか、その辺りの時代での発展具合は、韓国とは徴兵制度等が違うくらいで、すぐそばなんだから日本とそんなに変わらないぐらいだと思い込んでいた。
だって、その頃(1988年)にはソウルオリンピックがあったんだもの…
他の国、例えばアメリカやイギリス等のヨーロッパ各国辺りのことならば、今から30年〜100年ぐらい前の近代のことも、高校の授業などで知識を得たりしていたのに。
常々、他国の芸術作品(絵画などから始まって映画等娯楽も含めたもの)を愉しむには、ある程度その国の背景を知らなければ!とは思っていたけれど、今回ほどそれを感じたことはなかったです…
今、韓流として色々なものが入ってきてて、人気も集めているけれど、そのファンの人たちって韓国の文化的・政治的背景って理解しているのかな〜なんて思ったり。
…正直なとこ言っちゃうけど、韓国語の語勢が強くて早い口調が、のんびり屋のワタシにはちょと怖く感じちゃうことがあるんです。(ヨン様のCMでの口調や、草??君がしゃべっているような感じだと平気なんだけど(;´▽`A`` ついでに言っちゃうけど、男性の早口の関西弁も怖いのですぅ。女性のは平気なんですがねぇ…)
なので、よっぽど観たいと思わない限りはあんまり観ないのだけれど、でもやっぱり、すぐそばの国のことをもう少し知りたいと思ったのでした。
ま、そんなわけで、あんまりにも背景を知らないで理解しきれなかった分、★をうまく付けることが出来ず、3.5としましたが、きっと分かっているヒトには素晴らしい作品に違いない、と思っとります。

< 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 >